【物販】調剤薬局で売上を上げる4つのアイディア|OTC医薬品
・Twitterやテレビの情報を強いて、トレンド性のある商品を把握する。
・自分が欲しい商品は他の人も欲しいはず。選んだ内容をPOPに記載する。
・意欲的な卸の担当者に働きかけて、地域で売れてる商品を調査する。
・既存の商品でも切り口を変えることで、売れ方が変わってくる。
こんちゃ(*'▽')さいとりおです。
処方箋枚数の減少に伴って、いよいよ売上に陰りが見え始めてきた薬局が多い。
といっても、何を始めたらいいのか右往左往する日々を過ごしてませんか?
なので、今回は薬局の売上を左右する「物販」について考えていきたいです。
私は現在、派遣薬剤師として活動しています。
そこで、お世話になってる薬局さんから「これから花粉のシーズンじゃないですか?何か売れそうな商品とかありますか?」
って感じで物販の相談されたのがきっかけで、このテーマを選びました。
この記事を見ていただくことで、商品選びの思考を学べると思います。
この解答なんかも最後の方に記載してますので、時間があるときでも見て行って欲しいです。
■要点
・トレンド性のある商品
・自分が欲しい物
・地域にある薬局のマーケティング
・店頭に並んでる商品の売り方を変えてみる
この4つの要点に絞って、実際に花粉症対策の商品を選定しました。
どのように物販を考えたらよいのかを見ていきましょう!!
もし良ければ、あなたがされてる自店舗での物販の取り組みなどコメントで教えていただけると嬉しいです。
勉強させていただきます(^^)/
トレンド性のある商品
薬局の売り場に並べる商品には、大きく分けて2種類あると思います。
・ロングセラー商品
・トレンド商品
ロングセラーの商品の特徴は、一年中売れてる商品が該当すると思います。
これについては、既に売れているので割愛。
次に、トレンド商品です。これは、季節に合わせて選ぶ商品ですね。
例えば、冬にカイロやショウガ湯などなど。2月くらいからは花粉症対策商品のような感じですね。
ここまでは、どの薬局さんでもされてる取り込みだと思います。
しかし、具体的にどの商品を選んだら、患者さんに手に取ってくれるのか分かりませんよね?
そこで、更に考えていきたいのが「ネットのトレンド」です。
ネットって言ってもテレビでもなんでもいいです。薬局に来られる年齢層を考えると、テレビの方が妥当。
まあ、なにが世間で流行ってるのかを把握してないと物販は難しい現状。
しかし、来局者はテレビで取り上げられた商品名を指名買いしに来ます。
そこで私がよく参考にするのは、Twitterのトレンドです。
今回であれば、相談内容が花粉症対策商品です。
Twitterのトレンドにあった「二重マスク」「ウレタンマスク」を参考にして該当する商品が「インナーマスク」ではないかと推測しました。
■参照
https://news.yahoo.co.jp/articles/a5a373a475f1665b72d9cc25dcc9eb609ea0bc67
自分が欲しい物
次は、自分が欲しいと思う商品を選ぶって手法です。
これは簡単ですね(笑)
花粉症の症状を発現しないためには、花粉のばく露を防ぐ方法が不可欠になってきます。
マスクや眼鏡などがそれにあたります。
私だったら、花粉を自分に寄せ付けなくするスプレーとか欲しいかな(笑)
ここで大事なのが、意見を出し合って決まった商品をただ陳列するのではなく、どのようにこの商品が決まったのか?
その理由をPOPに記載して待合室にいる人に見てもらうことです。
それがその商品のおすすめポイントであったりするので、POPを活用すると良いと思います。
■POP例
「薬剤師名」私が選びました!
「商品名」~~~なので、おすすめです!
気になったらいつでもお声掛けください。
地域にある薬局のマーケティング
これは、店舗がある地域の他の薬局では、どんな商品を扱っているのか?やどの商品が売れているのか?を調べることです。
一見、難しいように思いますが、実は簡単な方法があります。
それは、薬局に来てくれる卸に相談することです。
意欲的な担当者だったら、熱心に相談に乗ってくれるはずなので、積極的に活用した方がいいと思います。
相手にもメリットがあるのでWIN WINだと思います(笑)
スズケンの担当者の方、その節はお世話になりました(^^)/
過去1-2年前に売れてた花粉症対策商品ってどんなんがありますか?って聞き方でいいと思います。
既存商品の売り方を変える
最後に、店舗に並んでる商品の売り方を変えてみるについてです。
・使用用途を変えて紹介する。
・プラスワンできる商品が挙げられる。
使用用途を変えて紹介するとはどういうことかと言うと、例えば、「アイポッシュ」っていう商品があります。
これは、感染症対策の除菌スプレーとして販売や使用をされています。
しかし、花粉などのアレルギー物質の不活化(分解)も認められているため、花粉症対策にも使えます。
このように、ターゲットによって欲しい情報を操作する手法のことを意味します。
新型コロナウイルス対策や花粉症対策に使える商品ってだけで、この「アイポッシュ」が売れ具合が変わってきます。
■参考https://lpower.jp/about-feature/
あとは、作り方などの「知恵」を与える工夫して販売する手法もあります。
これにはインナーマスクの作り方を参考させていただきました。
材料:市販のガーゼと化粧用のコットン
① ガーゼを縦横10cm程度に切り、2枚用意
② 化粧用のコットンを丸めて、1枚のガーゼでくるむ(インナーマスク)
③ 市販の不織布のマスクにもう1枚のガーゼを4つ折りにしてあてる
④ 鼻の下にガーゼでくるんだコットン(インナーマスク)を置く
⑤ ③のガーゼをあてたマスクを装着する
⑥ 息が苦しい場合にはコットンの厚さを半分にする
参照:花粉症環境保健マニュアル
このような、ためになる情報をPOPにして紹介すると非常に喜ばれます。
すると、ガーゼやマスク、コットンなどがついでに一緒に売れることもあります。
次に、プラスワンできる商品です。
これには既存の商品(マスク)と一緒に使える新規の商品(インナーマスク)を組み合わせて販売する考え方です。
既存の商品の販促に繋がるのでおすすめだと思います。
まとめ
・Twitterやテレビの情報を強いて、トレンド性のある商品を把握する。
・自分が欲しい商品は他の人も欲しいはず。選んだ内容をPOPに記載する。
・意欲的な卸の担当者に働きかけて、地域で売れてる商品を調査する。
・既存の商品でも切り口を変えることで、売れ方が変わってくる。
でした(*'▽')
この4つの考え方を用いてみると、今まで思いつかなかったアイディアが出てくるはずです。
因みに、派遣先の薬局さんに相談されて返答した内容は、お察しの通り「インナーマスク」と「アイポッシュ」です(笑)
この記事があなたのこれからの働き方ヒントになれば幸いです。
よければ、この記事を読んでみた感想や物販の取り込みなど、コメントで教えていただけると嬉しいです( ^ω^ )
この記事を書いた人
派遣薬剤師|病気になってから後悔される方が大勢いるのに気づく|健康の内からできる疾病予防に努める。
■YouTube: https://www.youtube.com/channel/UC7YblIlzCdk7Bi-2a0evSzA/
■note: http://note.com/saitorio03で健康情報を発信中■twitch: https://www.twitch.tv/saitorio ゲーム配信
■noteサークル: https://note.com/saitorio03/circle/boards/f2db2732deb3/posts/5415db49f31c